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☆TAKISHITA RYO Official Blog ☆

原初の森(子供の頃の原風景 団地の貯水槽)

2022/04/26
 

2011-05-23 10:01:40

 

 

ヒザくらいまで伸びている背の低い草を、かき分けながら水の張った路面を、パシャパシャと進む。

足もとにはコンソメ味のポテトチップの袋や、赤茶く錆びてへこんだジュース缶が泥にまみれている、パッケージをみると懐かしい柄だ。
いったい、どのくらい昔のゴミだろう、と思う。僕が小学生くらいか。

濡れて崩れそうな少年誌もある。古そうだ。

オレンジジュースの瓶は、汚れて泥に埋まっているが、草の生えたその水は、どこまでも清らかなのだ。

土管をくぐった先なので、コンリートに囲まれたこの場所は
たどり着いたゴミの行く末なのかもしれない。

日の光を遮っている木々は、何年も、放っておかれたまま背も高く育ってしまったようだ。

水のないダムのような
ここは、使われていない団地の貯水槽だ。

それにしても
自由で手つかずの、この木々はまるで原初の姿のままだ。
水鳥がいる。

自分がこの聖域を汚す存在のように感じながらも、ありありとたくましい自然の姿に、躍動する気持ちを抑えきれない。

湿って苔むした壁ぎわにあるボロボロの鉄の梯子を登り、フェンスを越えれば道路に出られるが、

 

ここにとどまりたいと思う。

草をかきわけ、
この原初の森の中心に行こう。

ここは、
夢でよく来る、場所だ。

何度も夢で、見た。

実家の団地に向かう、坂の途中にまったく使われていない、貯水漕がある。

夢でみるのより、もっと狭く小さいが、この分量の水を貯めていても団地住民の役に立つとは思えない。
小さな空っぽのダムみたいな場所は、もちろん立ち入り禁止なので入ったことはない。

市の区分なのか、公団のものなのか住宅裏の雑木でもあり、壊されもせず放置されたまま、貯水槽を越えるくらいの大きな木が育ち、草も生えっぱなしだ。

バス通りの坂の途中のせいか、ゴミも捨られてるが、フェンスが高いので粗大ゴミを捨られることはない。

金網とバラ線と壁が拒み、下を覗くことはできないが
まるで箱庭のように、自然が生い茂っているのだ。
鳥と花と水草と。

子供の頃から
ここに入りたい、という欲望があったのだろう。

夢では土管からこの場所に入るのがふつうだが、フェンスの鍵と鎖が、外れていることがあったりする。
鉄梯子を降りると、ひさしぶりに触れる馴染んだ木々と草の風景に、

心が落ち着くのだ。

現実には一度も入ったことがないのに!落ち着く場所!!

夢の中では必ず、この森の中心のことを意識している。

僕は、そこに行きたいのだ。

まだ、たどり着いたことはないが。

 

いや、本当はどうなのだろうか。

 

現実のフェンスを乗り越えて、原初の森へ入ってその目で確かめたいのかも知れない。

夢で見る場所を、この目で。

 

いや、夢の国の、その中心の清らかな存在に触れたいのもあるのだ。

 

そうだ。どちらも、僕にとっては、存在する場所なのだ。

 

どちらも行ってみたいけど、たどり着けない

 

想い馳せる、異国のような。

 

 

 

 

やっぱり中はあまり見えなかったが、あいかわらず背の高い木は誇るように、飛び出していた。

 

原初の森の中心には、なにがあるのだろう。

 

今日も背伸びしたが、見ることはできなかった。

 

フェンスの立ち入り禁止の文字を、目で追いながら

 

この坂の上に
僕の育った、団地がある。

 

 

 

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実家に帰ったとき、バスに乗らず、団地を見上げる坂道にこの貯水槽を覗いた。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
俳優 YouTubeダーさん  プロデュース公演に参加したり若手作家たちの作品にも精力的に多数参加。そのBEEPでDEEPな交友関係はかなり広い。YouTubeチャンネルは保育士さんや子供たちに大人気。また国民的テーマパークのショーアクターとしての実績も長い。 絶対青春コメディ sing!!! 九州公演 2022/01.14〜15 劇団S.W.A.T!公演「ある超能力者の記録」2022/02.10~20 など
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