PS4 Xbox「ボコスカウォーズⅡ」の発売イベント
PS4 Xbox「ボコスカウォーズⅡ」の発売記念イベントに
原作者のラショウさんから、ご招待頂き行ってきた。
実は数年前「イタチョコ浄瑠璃」という人形劇に参加していて、
その楽士をやっていた青木さんも来ていた。
つまりゲームとは直接、関係ない関係者だ。
でも、ファミコンのボコスカウォーズというゲームがぼくとラショウさんとの縁だった、と今でも思う
1983年の発表から33年経っても、変なゲーム、BGMが忘れられなく口ずさんでしまう
「♪すすめ、すすめ、ものどもー」のフレーズ。ゲームオーバーが理不尽。
忘れ去られそうになるたび思い出されて、語り継がれてラショウさんを表に引き上げてきたのだから。
作者としては処女作にして大ヒット?してしまったがため十字架なのかもしれないが。
その後、MacでGameHouseを立ち上げたとき「ボコスカウォーズ」がタイトルに入っていないのも、そのせいかもしれない。
違う成長を求めたのだ。
しかし時代を越えて
このゲームが、ことあることにラショウさんを助けてきた。
このイベントもそうだ。
イベントで行われた「ボコスカウォーズ授賞式」ではラショウさんの手書きの表彰状が読み上げられ、言葉と想いはヨコ道にソレながらも感謝が手作りの粗品とともに渡された。
初代ボコスカウォーズから縁のある人達の授賞とエピソード、今は偉くなったり、クリエーターでやっていたり、
様々であるが、なんとなく共通して思ったのは、みんな「どこかラショウさんのファン」であることだ。
その気持は、客席の僕らも、同じだ。
今日この日こそ
クリエイターには一番の幸福ではないだろうか。
新作の話と企画は
この「ボコスカウォーズ」というゲームに
愛を込めた工場長が打ち出したのだろうから。
もちろんアートは愛のある戦いだから、
一筋縄ではいかなかったろう。
工場長のコメントからは明るい苦悩が漏れていた。
5番まであるボコスカウォーズの歌詞で僕が好きなのは2番の詩だ。
「とらわれの友たすけ
嬉しさも気を抜くな
むじょうのいくさばよ
わかれすぐあるやもだ」
僕はラショウさんと演劇というカタチで関わった。
アートもビジネスも「いくさば」だ。
同志を見つけ、先の道行きに、
半ば倒れ逝くものも、去る者も
いるだろう。
だとしても、生きていたら、またこうして嬉しい場に居合わせることができる。
帰り際ファンの人たちのへ挨拶するため、ステージに座るラショウさんのところに列にができ、僕も並んだ。
「おめでとうございます」
「あ、りょーさん。ありがとー。」
いい顔してるね、とラショウさん。
正直な気持ち、嬉しい。
十字架もめぐりめぐって、
原点怪奇になった。
「ひじようのいくさば」も
生き残り、またいつか
お互い「いい顔」で、
出会いたいものだ。